【フリーランス必見】海外の翻訳会社と取引するメリット

フリーランス
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翻訳者としてもっと仕事の幅を広げたい。

単価を上げて収入を安定させたい。

仕事の受注に波がある。

仕事が来ない日が続いて不安。

私は翻訳のお仕事を始めて2年半が経ちますが、こんな悩みを毎日のように抱えています。

翻訳業に限らず、フリーランスで仕事をしている人にとってはあるあるの悩みではないでしょうか。

悩みはいつまでもつきものですが、少しでもその悩みを解消する手段として、「海外の翻訳会社」に目を向けてみたいと思います。

「海外の会社と取引するなんて、ハードルが高そう」

そんな不安な気持ちもあるかもしれませんが、注意すべき点をあらかじめふまえておけば、大きなメリットを得られる可能性もあります。

私は現在、複数の翻訳会社に登録していますが、そのほとんどが海外の翻訳会社です。

私が海外の翻訳会社から仕事を受注していく中で感じたメリットや注意すべき点について、紹介したいと思います。

これから海外とも取引を始めたい方、お仕事の受注先を広げたい方の参考になれば幸いです。

海外の翻訳会社をおすすめする理由

私が海外の翻訳会社をおすすめする理由を一つずつ紹介します。

案件数が多い、かつライバルが少ない

翻訳のマーケットは世界中にあるため、案件は国内だけで見るよりも海外で探すとはるかに多くの案件と出会えます。

しかも、海外では日本語をネイティブ並みに扱える人はとても貴重であり、日本人であること、日本語ネイティブであることが、海外からみると貴重な人材として捉えられるようです。

日本語がネイティブである点を活かして、海外の翻訳会社から仕事を受注することができます。

地方在住でも世界を相手に仕事ができる

グローバルな仕事、というと東京や大阪など大都市でないとなかなかチャンスは少ないのではないでしょうか。

そして都市部へ行けば行くほど、優秀な人が集まり、さらに競争率は高くなるでしょう。

しかし翻訳の仕事はオンラインでできるため、地方に住んでいても海外の会社と取引して一緒に仕事をすることができます。

実際、私は沖縄在住ですが主に中国の翻訳会社とドイツの翻訳会社からお仕事を受注しています。

最近は米国の翻訳会社からも少しずつ受注できるようになりました。

地方に住みながら、世界と仕事をする。

とても夢のある働き方だと思いませんか・・・!

海外の会社とやり取りできるようになると、市場は日本だけではない、というマインドが構築され、海外の経済状況やビジネスの状況にも視野を向けるようになります。広い視点で物事を考えられるようになりました。

比較的条件が良い案件を獲得できるチャンスがある

海外に目を向けると、翻訳会社は星の数ほどあります。

それゆえに案件の単価もピンキリです。

取引する上で翻訳会社の見極めは必要ですが、日本の翻訳会社に比べると比較的単価が高めと言われています。

単価だけでなく、納期にも余裕があったり、融通が利いたり、条件面が良い場合もあります。

私の個人的な感覚ですが、特に欧米の会社は単価などの条件がよい印象があります。

時差を利用できる

それぞれの生活スタイルにもよると思いますが、海外の翻訳会社と取引する上でネックになりがちな時差も、うまく利用すればメリットになると考えています。

例えば、副業で行う場合は平日の夜でも海外の翻訳会社であれば担当者と連絡が取れやすいため、夜でもスムーズに仕事を進めることができます。

私は現在フリーランスとして仕事を行っていますが、主にやり取りの多い中国の会社やドイツの会社とは時差の関係上、基本的に日本時間の午後以降にやり取りをすることが多いです。

そのため個人的に助かっているのが、午前中にメールのやり取りをする必要がない点です。

朝が弱い私は、慌ただしく午前中を過ごすことなく、自分のタスクに集中でき、夕方~夜にかけて案件打診の連絡やフィードバックの連絡、契約関連のメールなどの対応をすることでリズムを作ることができています。

憂鬱になりがちな月曜日の朝も、クライアントからの連絡に追われることなく自分のペースで過ごし、日中にクライアントからの連絡で作業が中断することもありません。

これはそれぞれの生活スタイルにもよるので、一概に良いとは言い切れませんが、時差も捉え方次第ではうまく利用できるものです。ひとつの参考にしていただければと思います。

担当者との交渉がしやすい

これも人によるかもしれませんが、海外の翻訳会社とのやり取りは日本の会社に比べてフランクにやり取りできるところが多いのではないでしょうか。

とてもフレンドリーにメッセージを送ってくれる担当者もいます。

やり取りはもちろんすべて英語で行われますが、英語でのフランクなやり取りに抵抗がない方はとても仕事がやりやすいのではないかと思います。

ただ、あくまでビジネスなのでフレンドリーでもありながら、一方でドライな関係性でもあるかと思います。人によっては「無機質でドライ」というネガティブな印象を持つ人もいますが、私としてはそういった必要最低限のやり取りの方がむしろ、必要以上の気を使わなくて済むので気が楽なところがあります。

フレンドリーでカジュアルにやり取りをする場合もあれば、ポイントを突いた簡潔なやり取りの場合もあります。

コミュニケーションの取り方は文化の違いもあるかと思いますが、海外の担当者とは条件面や単価の交渉、納期の相談、案件についてのフィードバックなど、意見を伝えやすいと個人的には感じています。

なかなか切り出しづらい単価の交渉についても、論理的に理由を伝えることで応じてもらいやすいのも海外の翻訳会社の特徴ではないでしょうか。交渉すること、されることは海外の方がより当たり前なのかもしれません。

私も案件によっては、担当者と交渉したことでその時の単価を上げてもらった経験があります。

例えば、レビュー(翻訳されたものをチェックする)の案件で、レビューというよりもほとんど翻訳し直さなければならない内容だった場合や、提示されていた分量よりも実際は多く配分されていた場合、提示された分量とその納期では少し無理がある場合など、料金の上乗せを交渉することがあります。

もちろん、すべての交渉がうまくいくわけではないですが、「こういう状況なので(だったので)こうしてもらえると助かる」といった翻訳者側からのフィードバック、要望が伝えやすい、という感覚があります。

英語話者の人と直接やりとりすることで英語のスキルも伸ばせる

これはメリットと言えるのかどうかわかりませんが、私はメリットだと捉えています。

日本で生活していると、習得した英語もなかなか使う機会が少ないのではないでしょうか。
私は身近に外国人がいるわけではないので、英語を使う機会は少ないです。

英語を使う仕事に就いたとしても、外資系の企業でない限りは社内の人は日本人(外資系でも社内は日本人という話も聞いたことがあります)、もしくはお客様は日本人、基本的な業務上のやり取りは日本語で行うことも多いかもしれません。

翻訳の仕事をしていても、英語の文書や資料と向き合うことはあっても、ビジネス上のやり取り含めた、日常的な人とのコミュニケーションを英語で行うことは少ないかと思います。

海外の翻訳会社と取引するということは、日常的なやり取りも含めてすべて英語で行われるため、英語でのコミュニケーションスキルが求められます。

単価の交渉や契約関連のやり取り、仕事をしていく中での問い合わせや相談、プロジェクト内容など、自分の疑問や要望を英語で伝えたり、相手の要望や連絡を英語で理解したりする必要があります。

日常的な業務のやり取りを英語で行うことで、ビジネスメールを英語で書けるようになり、ビジネス上の英語表現を現場で学ぶことができます。

時には英語でオンライン面談や打ち合わせなどもあるかもしれません。

私は海外の翻訳会社とのオンライン面接を経験しました。それについての記事も書いていますので、興味があればこちらもご覧ください。

これら英語の総合的なスキルが仕事をしながら身に付けられるのです。しかも在宅で。

そう考えると、英語が好きで英語でコミュニケーションが取りたい人単に読み書きだけでなくコミュニケーションとしても英語のスキルを伸ばしたい人にとっては、海外の翻訳会社と取引することはメリットとなるのではないでしょうか。

色んな意味でリスク分散になる

海外の翻訳会社とも取引できると、さまざまな面でリスク分散に繋がります。

  • 万が一、日本の仕事がだめになっても海外に取引先がいることで仕事が続けられる
  • 日本の経済状況に大きく影響されない
  • 外貨収入を得ることができる(資産のリスク分散ができる。円安時は得することも。)
  • 仕事がない期間を減らして、案件受注の安定、収入の安定に繋がる

日本以外にも取引先があること、外貨収入があること、仕事の波を安定化できることで、個人で翻訳の仕事をやっていくうえでのさまざまなリスクを分散できます。

意外な分野の仕事がまわってくることがある

海外の翻訳会社との仕事では、さまざまなタイプ・分野の仕事がまわってくる可能性があるため、仕事のチャンスが多いのではないでしょうか。

私は基本的に「産業翻訳」という、企業のビジネスに関わる文書や資料の翻訳でIT分野を専門としていますが、時に字幕の案件を引き受けることもあります。

例えば、企業の紹介動画の字幕翻訳などです。

思いもよらない内容や分野の仕事が回ってきて、どうしても対応できない内容のものはもちろん丁重にお断りしますが、中には自分の可能性を広げられるお仕事もあります。

上記の字幕案件は、会社案内のような動画でビジネス要素が強く、自分のこれまでの会社員経験や産業翻訳での経験を活かすことができると思い、担当しました。ただ、字幕翻訳に関しては字幕特有の字数制限があるため、簡潔にまとめる必要があり、その点は新しい挑戦でした。

意外と色んなチャンスが転がっているのも、海外の翻訳会社と取引するうえでの魅力ではないかと思います。

海外の翻訳会社と取引する上での注意点

以上のように、海外の翻訳会社と取引するメリットを紹介してきました。

一方で、やはりデメリットだと感じる点もあります。

上記にあげたメリットの裏返しではありますが、海外の翻訳会社と取引する上での注意点を紹介します。

翻訳会社の質や対応がピンキリ

上記でも述べましたが、海外に目を向けると翻訳会社は星の数ほどあります。

対応のよい素晴らしい翻訳会社もたくさんありますが、中には悪質な会社も・・・。

私は幸いにも、これまで大きな被害に遭ったことはありませんが、それでも以下のような経験があります。

  • 報酬の支払い期限を過ぎても支払いされない
    →何度も催促の連絡を入れ、半年くらいかかって支払われました。以来、この会社からのお仕事は受け付けていません。
  • 報酬が支払われない
    →何度催促しても連絡なし。そんなに大きな額でもなかったので、催促する労力を考えると時間の無駄だと思い、回収を断念しました。
    →事前に契約書のやり取りなどもなく、仕事のみを受けてしまった私にも非があることを学び、新しいクライアントからの仕事は必ず契約書を交わすことを肝に銘じています。
  • かなりのボリュームの案件を短納期、かつ低単価で打診される
    →翻訳の仕事を始めたばかりで経験も浅く、実績のためと思い引き受けましたが、単価が相場と比べてだいぶ低かったことをあとから知りました。

いずれも翻訳の仕事を始めて1年目、まだ知識や経験が浅かったために起こったことだと思います。

今となってはそのおかげで自分の中での翻訳会社の見極め、対応の良し悪しの判断がつくようになったのでよい経験だった、と思っています。

担当者とのやり取りや仕事の資料がすべて英語

当たり前ですが、担当者とのやり取りはすべて英語で行われます。

メールのやり取りはもちろん、条件や単価の交渉から契約書、ツールのマニュアル、プロジェクトの指示書など、すべてが英語です。

メールのやり取りはできても、英語で書かれた契約書を理解したり、何ページにも及ぶツールのマニュアル、クライアントの指示書などを理解したりすることは大変かもしれません。

私も最初は戸惑いました。

「これ、読むだけで何時間もかかる。。。」

でも、何度か経験するとなんとなくコツやポイントがわかってきました。

資料が多いときは、

  • 重要そうなポイントは流し読みせず、重点的に読み込む
    (支払いに関すること、プライバシーやセキュリティに関すること等)
  • 自分にとっての大事なポイント(このプロジェクトに関わること等)だけはしっかり把握する

など。

今関わっているプロジェクトとはあまり関係のない内容も指示書には含まれていたりするので、配布されたものすべてを理解する必要がないこともあります。

配布された資料の中で取捨選択しながら読むことができれば、英語の資料に対するハードルも少し下がるのではないでしょうか。(そこまでが大変ではあるのですが、、)

そして不明点は担当者に質問すれば答えてくれますので、疑問点はどんどん聞いてしまいましょう。

時差がある

時差は海外の会社とやり取りするうえで大きな障害になることもあります。

先ほどはメリットになると書きましたが、やはりデメリットでもあるかと思います。

時差があるために、日本時間の夜遅くに担当者から連絡がくることもあります。

案件を進める中で質問があっても、日本時間の日中は担当者と連絡がつかないため、リアルタイムで聞くことができません。

私は以下のようなことで困りました。

  • 夜中に案件打診の連絡が入っており、翌朝確認しても時差のために納期まで時間がなくなっている。副業のときはなおさら、受注しても対応が難しくなる。
  • クライアントのシステム上、案件のアサインが早いもの勝ちレースのような場合、夜中にきた案件は受注できない。
  • 案件を進める中で質問があるが、リアルタイムでは返事が来ない。
  • クライアントのオンラインツールを使った案件で、なんらかのトラブルでツールが使えなくなったが、担当者とは連絡が取れない。

こういったことが煩わしいと感じる方は、時差があることがストレスになってしまうかもしれません。

ただし、私は以下の方法や考え方で時差については対処しています。

  • あらかじめ自分の稼働時間を伝えておく。
  • 時差のために納期に余裕がないときは、理由を添えて納期を交渉する。
  • 夜中に打診される早いもの勝ちレースの案件はすっぱりあきらめる。
    (翌朝までアサインが決まっていなかったらラッキー!くらいの気持ちで構える)
  • 質問は書き留めておいて、担当者と連絡がつく時間帯にまとめて送る。
  • 納期まで質問する時間の余裕がない時は、自分なりに解釈した内容で対応し、コメントをつけて納品する。
  • クライアントのオンラインツールのトラブルは、ツールの不具合が出ていることを先にメールで伝えたうえで、データが消失しないように翻訳内容はワードなどに残してバックアップを取りながら、できる範囲の作業は進めておく。

時差の問題は、納期の兼ね合いやスムーズに作業を進めるうえで、時にはデメリットになります。

ですが、翻訳会社の担当者も世界中に散らばる翻訳者とやり取りしています。

それぞれ時差があることも理解しているはずです。

もちろん、クライアントの納期に間に合わせることは、私たち翻訳者の最大の使命ですが、丁寧にコミュニケーションを取っていけば、時差も考慮してもらえることが多いです。

そして、自分でできる対処をしていけば時差が大きな障害になることは少ないかと思います。

時差があるクライアントとのやり取りで、ひとつ私が心がけていることがあります。

納期の交渉や対応できる時間帯を伝える際、相手の時刻に変換して伝えてあげることです。

日本時間やGMT時間(世界標準時)で伝えるよりも、相手のいる地域の時刻に変換して伝えてあげることで、相手はメールを受け取ってすぐに、いつまでに納品が可能か把握することができます。

また、お互いに時差による勘違い(時間の間違い)を起こさないようにするためでもあります。

時差を管理するために、私が使っているおすすめのサイトがあります。

World Time Buddy

このサイトでは、複数の都市の時間を一度に表示して並べることができます。日本が何時のときに相手の時刻は何時、と直感的に把握がしやすくとても便利です。

モバイル用アプリもあり、携帯にダウンロードしておけば外出時でも時間の確認がひと目でできるため、とても重宝しています。

※アプリの場合、無料版は4つまでしか都市を登録できないのでご注意ください。

為替によって報酬に差が出る

海外の翻訳会社からの報酬は、基本的にUSドルで支払われるかと思います。

私は一度、ヨーロッパの会社の案件を対応した際、ユーロで支払われたこともありますが、ほとんどがUSドルで支払いを行ってくれます。

上記のメリットでも述べましたが、外貨で収入が得られるのは良いことでもある反面、為替の変動によって円換算した場合の報酬額に変動が出ることがあります。

円安のときは、送金手数料を引いても得する場合もありますが、円高のときは損する場合もあります。

また、案件を受注した時点で円換算した場合の為替レートが良くても、実際に報酬が振り込まれる月には為替レートが変動して、入金時には受注した時よりも損をすることもあります。

ただ、少なくとも2023年5月現在、昨年から続いている円安傾向は未だ続いているため、外貨をひとつの収入源として持っておくことは、将来の備えとしてありなのではないかと、個人的には思います。

海外の翻訳会社に登録する方法

海外の翻訳会社との取引について、なんとなくイメージがつかめてきましたでしょうか。

次に、実際に海外の翻訳会社に翻訳者として登録する方法について紹介します。

どうやって海外の翻訳会社と仕事ができるのか、どうやって求人を探すのか、探し方が分からない、という方にとって参考になれば幸いです。

海外の翻訳会社の求人の探し方

LinkedIn とは、ビジネス向けのソーシャルメディアです。

Proz.comTranslatorCafeTranslation Directory は、仕事を発注したい翻訳会社と受注したい翻訳者のマッチングサイトです。

仕事を発注したい翻訳会社が翻訳者の募集をかけている求人を閲覧でき、求人に応募したり、自分のプロフィールを載せておけば、翻訳会社の方からスカウトの連絡が来たりします。

私がこれまでに登録した海外の翻訳会社は、LinkedIn 経由でメッセージをいただいた会社が多いです。

その他、Proz.com 経由で連絡が来てトライアルを受けた会社や、TranslatorCafe で募集されている案件に自ら応募したこともあります。

トライアルの結果、登録できなかった会社もたくさんありますが、上記のサイトに登録しておくことで、海外の翻訳会社との接点を作ることができます。

アメリアは日本のサイトですが、まれに海外の翻訳会社の求人も掲載されているようです。

アメリア以外のサイトは無料で登録できます。有料版もありますが、無料版でも基本的な機能は使用できるので、まずは登録するだけでも情報収集はできるかと思います。

年間の求人件数1,000件以上!翻訳のスキルアップ・情報収集もサポートする「アメリア」★「ウミガメ翻訳コンテスト」のコンテスト会員登録で入会金0円。8/13まで

登録までの流れ

あくまで私の経験上ですが、海外の翻訳会社との登録までの流れをまとめると、以下のような流れになります。

  1. LinkedIn や Proz.com などのサイトから応募、または直接メッセージをもらう。
  2. 英文履歴書(CV)の提出、単価や分野など条件面の交渉。
  3. 条件に合意すればトライアルを受ける。
  4. トライアルに合格すれば、契約書へのサインやその他書類を提出。
    (※トライアルの前に契約書へのサインを求められる場合もある。秘密保持契約のため。)
  5. 登録完了。お仕事受注開始。

英文履歴書(CV)を準備する必要があるのが、日本の会社と異なるひとつの大きな山かと思います。

最初は書くのが難しいかもしれませんが、ネット上には英文履歴書、職務経歴書の書き方、翻訳者向けのCVの書き方などテンプレートもたくさんあります。

自分に合ったスタイルを選んで書いてみるとよいと思います。

一度書いておけば、あとは新しい実績ができたら更新したり、気づいたときに内容をブラッシュアップしたり、変更を加えていけばよいので、一度書いておくことをおススメします。

また、翻訳会社に登録できても、すぐに案件が来るとは限りません。

すでに始まっているプロジェクトで翻訳者が不足している場合は、すぐに案件を受注することもありますが、多くの場合はすぐに仕事が回ってこないことがほとんどです。

私は登録後、トライアルを受けたことすら忘れかけていた会社から、半年後に案件打診がありました。

良い翻訳会社の見分け方、選ぶ時のポイント

すでに何度も述べていますが、海外にはたくさんの翻訳会社があります。

チャンスが広がる一方、悪質な会社や案件が存在するのも事実です。

翻訳会社から直接メッセージをもらっても安心せずに、登録を進める前に注意深く見極める必要があります。

私が実践している、海外の翻訳会社に登録する前に注意していること、見極めるために実践していることを紹介します。

会社のホームページは必ず確認

ちゃんと存在している会社なのか実績がある会社かどんなサービスを提供している会社なのか、会社のホームページをチェックします。

ホームページを見ることで、IT分野に強い会社なのか、法律文書が多そうなのか、エンタメ系が得意な会社なのか、など会社の特徴を知ることができます

この会社と契約することで自分が活躍できそうか、という点を確認するうえでも会社のホームページを確認しましょう。

会社の評判をチェック

Proz.com には、翻訳者の口コミによる翻訳会社の評価を点数化(1~5点)して公開しています。

無料版だと細かな内容までは見れませんが、直近12ヶ月での平均点、過去5年間での平均点といった簡単な評価を確認することができます。

Proz.com BlueBoard https://www.proz.com/blueboard

私はなるべくここでの評価が 4 以上の会社に応募するようにしています。

また、Translator Scammers Directory という翻訳者の履歴書を悪用する危険性のあるメールアドレスをリスト化しているサイトもあります。

Translator Scammers Directory http://www.translator-scammers.com/

いろんな先輩翻訳者さん達が紹介をしていて、それ以来私もこちらのサイトもチェックするようにしています。

少しでも引っかかるような、不安があるメールアドレスからの連絡はスルーするか、即ブロックします。

SNSの公式アカウントがあるかチェック

ホームページを確認するほかに、私は LinkedIn TwitterInstagram などメジャーどころの SNS で、翻訳会社の公式アカウントがあるかどうかも確認しています。

アカウントがあれば、どんな活動をしている会社なのかどんな人と繋がりがあるのか直近でどんな内容が更新されているか、などを見ることである程度その会社に対する信頼度が測れると思います。

その他の注意点

報酬の未払いなど苦い経験をしてきた中で学んだ、私なりの注意点を最後にシェアしたいと思います。

  • 仕事を開始する前に必ず契約書を確認する
  • トライアルなしで契約する場合は要注意(小さな案件から始める)
  • 早く履歴書を送って、など返信を催促するようなメッセージも要注意
    (納得する打診内容でない限り、言われるがままに返信しない)

契約内容の交渉もせずに、すぐに仕事を依頼してくるようなメッセージは要注意です。

また、仕事を引き受ける前には必ず契約書の確認をしてください。

私は翻訳を始めたばかりの頃、契約書へのサインもなく仕事を受けてしまったため、支払いがされることもなく、相手とも連絡が取れなくなってしまいました。

そして、海外の翻訳会社ではたまにあるようなのですが、トライアルなしで翻訳会社に登録する場合もあるようです。私も履歴書のみで登録された会社もあります。

ただ、そのような会社も対応がずさんだったりしますので、できればきちんとトライアルを受けたうえで翻訳会社と取引することをおススメします。

私が経験した、報酬の未払い問題や低単価案件の問題は、すべてトライアルなしで登録、受注をした会社でした。

今思うとトライアルがなかった時点で警戒すべきだったな、と思います。

今後の教訓として、きちんとトライアルを受けさせてもらえるところと取引する、という基準ができたので良い学びだったと思っています。

自分の可能性やチャンスを広げよう

海外の翻訳会社との取引は、注意すべき点が多かったり、労力や工夫が必要だったりしますが、自分のマーケットを広げることは仕事のチャンスを広げることにも繋がります。

  • 会社選びには注意を払う(事前に調べる)
  • 契約書はきちんと目を通す
  • 疑問点、懸念点は聞いて解消する
  • 時差を配慮しながら丁寧にコミュニケーションをとる

これらのことを意識していれば、大きなトラブルに巻き込まれることはなく、むしろ自分の可能性を広げるチャンスなのではないかと私は考えています。

いきなり大きな案件は受注せず、まずは小さな案件から受注してみて様子を見ながら進めてみると良いでしょう。

もし失敗しても、貴重な学びだったと捉えて次に活かすことができればよいと思います。

せっかく二言語(多言語)ができるのですから、日本だけにとどまらず、クライアントを海外にも広げられるのは翻訳者、多言語話者の強みだと思いませんか。

この記事がお仕事の幅を広げるのに、少しでも役に立てれば嬉しいです。

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