翻訳者向けのネットワーク「アメリア」を知っていますか?
翻訳の勉強をしている人、すでに翻訳者としてお仕事を始めている人であれば、一度は聞いたことがあるかもしれません。

「アメリア」って有名みたいだけど、私も入った方がいいのかな?

会費が1万円以上もするけど、入会するメリットは?
「アメリア」と聞いて、このような疑問を持ったことはないでしょうか?
私は翻訳のお仕事を始めて2年が経ちましたが、つい1年前までは上記のような疑問を持っていました。
「アメリアってよく聞くけど会費が高いし、会費を回収できるほどの自信はないし、自分にどれくらいのメリットがあるのかわからない」
そんな風に感じていました。
しかし、ある翻訳仲間の方から「学習目的、スキルアップ目的」として利用するだけでもかなり役に立つ!というお話を聞いて、スキルアップ向上を目的に思い切って入会してみました。
この記事では、アメリアに入会しようか迷っている人、アメリアとは何なのか、どんなメリットがあるのかを知りたい人へ向けて、現在アメリア入会5ヶ月目の駆け出し翻訳者の目線で、
・アメリアとはどういうサービスなのか
・入会するとどんなメリットがあるのか
・実務未経験、もしくはまだ実務経験が浅い人にとっても、会費の元は取れるのか
・どんな人に向いているのか
という点についてお伝えします。
アメリアへの入会を検討している人、会費の元が取れるのか不安な人にとっての検討材料となれば幸いです。
年間の求人件数1,000件以上!翻訳のスキルアップ・情報収集もサポートする「アメリア」★「ウミガメ翻訳コンテスト」のコンテスト会員登録で入会金0円。8/13まで翻訳者ネットワーク アメリアとは?
「アメリア」とは、翻訳業界最大手の翻訳専門校、フェロー・アカデミーが母体となっている、翻訳者向けネットワークです。
翻訳を学習している人から、すでにプロとして活躍している翻訳者まで、約10,000名の会員が所属していると言われています。
また、アメリアを利用している企業も600社以上あり、国内最大の翻訳者ネットワークと言えます。
翻訳者を目指して学習中の人、すでに翻訳者として仕事をしているが、仕事の幅を広げたい人にとって、有益な情報が得られる翻訳に特化したプラットフォームです。
主なサービス内容
- 翻訳関連の求人情報の提供
- 企業からのスカウト機能
- 翻訳スキル向上のための学習コンテンツの提供
- 定例トライアル(実際のトライアルを想定した翻訳模擬試験)
- 業界の最新情報の提供
- 翻訳者同士のコミュニティ
- カウンセリングサービス
- 会員限定の割引特典
- 業界情報誌「Amelia」の提供
アメリアでは、実務翻訳から出版翻訳、映像翻訳といったあらゆる分野の翻訳関連の求人情報をチェックしたり、応募したりできます。
しかも、実務未経験でも応募できる求人が全体の約3割もあり、未経験者でも挑戦できるチャンスが広がっています。
また、アメリアのWebサイト上に自分のプロフィールや経歴を公開しておくと、企業からスカウトをもらうことも可能です。
求人情報だけなく、スキルアップの機会や業界の最新情報を得ることができるのが、アメリアの特徴ですね。
かかる費用はどれくらい?

アメリアは有料サービスです。
利用するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
まず、入会初年度は下記の料金が発生します。
入会金:5,500円(税込み)
年会費:16,500円(税込み)
初年度合計:22,000円(税込み)(入会金+年会費)

次年度以降は、年会費 16,500円(税込み)のみ。
そのほか、以下のサービスを利用する際には追加の費用がかかります。
定例トライアル:1,650円(税込)/回(参加分野ごとに)
毎月1回、ITやメディカル、出版、映像など分野ごとに翻訳の模擬試験が受けられます。第一線で活躍するプロの翻訳家が審査、評価を行っているため、参加費として料金が発生します。
翻訳トライアスロン:3,300円(税込)/回(参加分野に関わらず一律)
年に1回、翻訳をトライアスロンに見立て、実務・出版・映像、の3種目で開催されます。こちらも第一線で活躍するプロの翻訳家が審査、評価を行っているため、参加費として料金が発生します。何種目参加しても参加費は同額。
クラウン会員登録料:3,300円(税込)/初回のみ
定例トライアルでよい成績をおさめると、「クラウン会員」として登録することができます。この「クラウン会員」の称号をもらうと、仕事獲得のチャンスがさらに広がります。ただしクラウン会員として登録するには、初回の登録時に追加の登録料が発生します。登録更新や別の分野で登録する場合は追加料金は発生しません。
基本的な利用として、最低限必要なのは年会費の 16,500円。
模擬試験を受ける際にはその都度、追加料金が発生する、というイメージです。模擬試験は必ずしも受けなければいけないものではありませんので、ご自身の活用次第になります。
入会条件
入会条件はありません。
入会にするにあたり、語学力の条件やレベルチェックテストなどもありません。
翻訳の仕事経験がなくても、学習中の場合でも、翻訳に興味がある人、翻訳を学びたい人であれば誰でも入会できます。
入会条件がないのは、翻訳初心者、実務未経験者でも気軽に入会しやすいですね。
アメリアに入会するメリットは?

サービス内容や入会条件がないことはわかったけど、会費を払ってまで入会するメリットはあるの?

少し会費が高くない?
具体的にどう役に立つの?
会費を払うからには、自分にどんなメリットがあるのか知りたいですよね。
ここからは、私が実際にアメリアに入会して感じたメリットについてお話します。
優良な求人が多い
アメリアに掲載されている求人は、アメリア登録企業としてアメリア側で審査されています。登録企業もアメリアへの登録料を支払って登録しているため、企業としてのある程度の信頼ができるといえます。
アメリアでの審査を通過した企業が求人を掲載しているため、未経験者でも安心して求人に応募できます。
また、アメリアはクラウドソーシングとは違い、求人に応募後は基本的に翻訳会社と直接やり取りします。アメリア経由でお仕事をゲットしてもクラウドソーシングのようにアメリアから手数料を取られることはありません。
翻訳会社からの報酬が100%自分の報酬となります。これは地味にありがたい…
翻訳のお仕事を始めるうえで、未経験者のお仕事獲得方法としてはクラウドワークスを始め、さまざまなプラットフォームがありますが、なかには悪質なクライアントや超低単価の案件など、初心者、未経験者を狙ったトラブルに合う可能性もゼロではありませんよね。
アメリアに掲載の求人であれば、審査を通過した企業の求人であること、業界大手の実績ある翻訳学校が母体であることから、翻訳未経験者や経験が浅い人でも安心して応募ができます。
私は一度、アメリア経由で求人に応募したことがありますが、企業の担当者からの連絡がとてもスムーズに感じました。
これまで、他のプラットフォームや翻訳会社のホームページから求人に応募したこともありますが、応募後も担当者から連絡が来ないことがよくありました。縁がなかったと思って次を探しますが、アメリア経由で応募したときは、翻訳会社の担当者からすぐに返信が来て、※トライアルのプロセスまでがとてもスムーズでした。

※トライアルとは、採用前に翻訳会社から課される実力チェックテストのこと。
英日だと、だいたい200~400ワードの英文を指定された締め切りまでに翻訳します。
また、一般的にトライアルに不合格だった場合は担当者から返信すらなかったりしますが、アメリア経由で応募した企業は、トライアルの結果も合否に関わらず返信をいただけます。
きちんと採用プロセスが踏まれていることが分かるだけでも、応募者にとっては安心できますね。
翻訳者と翻訳者を目指す方を応援する「アメリア」★「ウミガメ翻訳コンテスト」のコンテスト会員登録で入会金0円。8/13まで
未経験者でも応募できる求人がある
翻訳の求人は、多くが翻訳経験3年以上、5年以上、など実績がある翻訳者を募集していることがほとんどです。
実績がまだない人、経験が少ない翻訳を始めたばかりの人にとっては、応募できる求人自体が限られてしまいます。
しかしアメリアには、未経験者でも応募OKの求人も多く掲載されているのが特徴です。
2023年3月現在、アメリア掲載求人の全221件中、56件が未経験OKの求人でした。だいたい年間を通して、掲載求人の約3割が実務未経験でも応募が可能な求人のようです。
未経験といっても、採用してもらうためにはもちろん実力がないといけませんが、実務経験がないことがネックになっている方にとっては、とても貴重な情報ではないでしょうか。
さらに、求人は自分に合った条件を指定してフィルタリングをかけて検索できるのがとても便利です。
「未経験可」の求人に絞ることはもちろん、各分野別、オンサイト勤務か在宅か、正社員か業務委託かといった働き方で絞ることもできます。
求人もITや特許、医療、エンタメ、映像と言った幅広い分野で募集されており、翻訳者だけでなくチェッカー(訳文をチェックする人)や校正・編集者、映像制作スタッフといった翻訳に関わる幅広いポジションが募集されています。
求人自体は会員でなくても閲覧できますが、条件を指定しての検索は会員のみ利用可能です。
また、基本的には翻訳会社と応募者との直接のやり取りにはなりますが、採用プロセスで翻訳会社との間に何かトラブルがあった際には、アメリアが間にはいって対応もしてくれます。
何かあった際に企業との間に立ってくれる人がいるのは、未経験者にとってはとても心強いのではないでしょうか。
スキルアップのコンテンツが豊富
アメリア会員になると、翻訳のスキルアップに役立つコンテンツを利用できます。
その種類がとても豊富なんです。
①定例トライアル
毎月1回開催される、「仕事として通用するレベル」を審査基準にしている翻訳の模擬試験です。
求人に応募すると企業から「トライアル」と呼ばれる翻訳スキルを測るための試験が課されます。定例トライアルは、実際のトライアルに応募する前の腕試しや自分の翻訳レベルをチェックするために利用することができます。
毎月分野ごとに開催され、参加するには上記で述べたように参加料が発生しますが(1,650円税込み)プロの現役翻訳者に自分の翻訳を審査していただく、プロの視点で今の自分のレベルがどれくらいなのか、客観的に測ることができる良い機会です。
評価はAA~Eまで6段階で評価されますが、とてもためになるのが、総合評価だけでなく、原文理解や日本語表現、用語選択など翻訳に必要な各スキルを要素別に判定してもらえること!

引用元:アメリア公式HP https://www.amelia.ne.jp/

これは、自分の弱点を客観的に知ることができるのにとても役立ちます。
今後の学習では何を強化すべきかが分かるので、追加代金を払ってプロに採点してもらう価値は大いにあるでしょう。
ちなみに、私は上記の結果から、「原文の理解はある程度できているけど、日本語力、調査力が足りていない」ということが分かりました。
過去の課題も、会員であれば無料で訳例と解説を見ることができます。
翻訳の勉強を自分で進める際に、何を教材としたらいいのか、どう勉強したらいいのかわからない人は、この定例トライアルの過去問から取り組むのもおすすめです!
私も定例トライアルに参加しない月は、過去問を題材に自主学習を行っています。
②翻訳トライアスロン
年に1回、出版・映像・実務の三種目の課題に取り組む、総合的な翻訳力を競うイベントです。
こちらもプロの現役翻訳者によって審査されるため、上記で述べたように参加料が必要ですが(3,300円税込み)翻訳の総合力を鍛えるのに役立ちます。上位入賞者には賞品も贈呈されるため参加するモチベーションにもなりますね。
こちらも会員であれば過去問とその訳例、解説を無料で閲覧することができるので自主学習の材料になります。
③翻訳お料理番
70 ワード前後の短い文章を訳して応募する、翻訳エクササイズです。参加費は無料。
内容も専門性の高い内容というよりは、生活に身近な内容が多く、気軽に翻訳に挑戦できます。参加費も無料のため、自分の訳文に対して細かな評価や審査はありませんが、会員専用の毎月の情報誌で訳例と総評を確認することができます。
後日自分の訳文と比べて復習することができるので、自主学習に役立ちますね。
そしてアメリアに優秀作品として選ばれると、なんとAmazonギフト券がもらえます!
気軽に参加できるうえに賞品もあるとなると、より良い訳文に仕上げるモチベーションにもなりますよね。ちなみに、優秀作品も毎月の情報誌で確認できるので、どんな訳が選ばれたのか、優秀作品からも学ぶこともできます。
私もいつか情報誌に掲載させてもらえるような、優秀作品に選ばれることが目標です。
④一行翻訳
短い2~3行程度の文章を翻訳する、翻訳エクササイズです。参加費は無料。
英語→日本語だけでなく、日本語→英語の内容もあり、短い文章のため初心者でも取り組みやすいです。
自分の訳を投稿するだけなく、他の参加者の訳文も見ることができます。これが意外と勉強になる!
他の学習者、翻訳者の訳文を見ることでこんな訳し方があるのか、こんな表現もあるのか、と自分では思いつかなかった訳し方、表現に出会い、とても勉強になります。
他の参加者のコメントも見れるので、他の人がどの部分で工夫しているのか、どういった点でつまずいているのかを読むと、「悩みながら訳しているのは私だけじゃないんだ」と、励まされるような気持ちにもなります。
⑤ミニ翻訳コンテスト
短い英文を訳して、参加者同士で訳文の人気投票を行います。参加費は無料。
自分で翻訳するだけでなく、自分で他の参加者の訳文を評価することができます。
他の人の訳文をみることで勉強にもなりますし、かつ評価する側として複数の訳文を見ることで、どんな訳し方がより良いのか、改めて考えさせられます。
翻訳を評価されるだけでなく、自分も誰かの翻訳を評価してみる、というのも新たな視点で翻訳を学べますね。
⑥翻訳ミニテスト
翻訳に役立つ英語表現の知識や、米国の文化に関する雑学、チェッカー(訳文をチェックする人)としての誤字脱字のチェック問題など、翻訳に関連するミニ知識をチェックできるテストです。参加費は無料。
一問一答形式で答えるミニテストなので、気軽に受けられます。その場で解説も読むことができるので、ちょっとした実力試しや雑学として楽しめます。
⑦ひとこと翻訳大賞
毎月開催される、1~2行程度の短い文章を翻訳する翻訳エクササイズです。参加費は無料。
こちらも優秀作品は会員情報誌に掲載されます。賞品などはないですが、気軽に参加できるコンテスト。
課題についての解説がないのが残念ですが、情報誌で優秀作品に選ばれた他の参加者の訳文を確認することでさまざまな訳し方、表現方法を学べます。
翻訳者と翻訳者を目指す方を応援する「アメリア」★「ウミガメ翻訳コンテスト」のコンテスト会員登録で入会金0円。8/13まで業界の最新情報を得ることができる

毎月「Amelia」という翻訳業界の情報をまとめた情報誌を受け取ることができます。
- アメリア会員のインタビュー
- 最近の業界のトレンド
- アメリアの活用方法
- 定例トライアルや翻訳お料理番の課題の解説
- ひとこと翻訳大賞の優秀作品
などを読むことができます。
私がこれまでに特に役立った特集が、
「英語ノンネイティブのための英訳レッスン」
「アメリア会員のアメリア活用法」
「産業動画の翻訳について」など。
翻訳学習者にとってはどれも気になる内容ではないでしょうか?
毎月さまざまなトピックを紹介しているので、翻訳に興味がある人であれば読み物として楽しく情報収集できます。
翻訳者同士のコミュニティがある
アメリアには、翻訳者同士で意見交換や情報交換ができる掲示板があります。
翻訳学習をしていく中で、お仕事獲得をしていく中で、困ったことや相談してみたいことがある場合、掲示板に書き込むと会員の方が答えてくれます。
アメリカ会員には、経験豊富なすでにプロとしてお仕事を行っている人たちもいますし、質問内容によってはアメリアの事務局の方が返信してくれる場合もあるようです。
また、自分が書き込まなくても、過去の書き込みを遡って見てみるだけでも、かなり有益な情報が得られます。
私はこの掲示板の過去の書き込みを読んで、翻訳の校正チェックに便利な機能やソフトウェア、また専門知識をつけるためのヒントをもらいました。
誰かの質問&回答が自分にとっても良い情報となります。自分で質問を投げかけてみると、それが誰かの助けにもなるかもしれません。
アメリア会員限定の割引特典がある
アメリア会員になると、翻訳支援ツールやTOEIC、翻訳学校フェロー・アカデミーの受講費用が割引になる特典がついてきます。
<翻訳支援ツール>
Trados Studio 2022
定価 100,000円 → アメリア会員割引後 75,000円(2023年3月現在)
memoQ
定価 770USドル → アメリア会員割引後 539USドル(2023年3月現在)
字幕制作ツールの割引特典もあります。
※ただし、翻訳支援ツールは各社で独自の割引キャンペーンを実施している場合もあるので、購入の際は翻訳支援ツールの各サイトと見比べて比較することをおすすめします。
※Trados Studio に関しては、ブラックフライデーの時期にかなり安く購入できるキャンペーンをやっていたりしますので、要チェックです。
<TOEIC Listening & Reading 公開テスト>
7,810円(税込)→ 4,620円(税込み)(2023年3月現在)
アメリアでTOEICを申し込むと、受験料が割引されるだけでなく、IPテスト(団体特別受験制度)のオンライン版で受験が可能です。
IPテストはPC環境さえあれば、開催期間中、オンラインで24時間いつでも好きなタイミングで受験できます。
さらに、公開テストは2時間のテストですがIRテストは1時間に短縮されます。
IPテストは、試験問題が受験者の能力によってどんどん変化する仕組みで、短時間の試験ながら正確にスコアを判定できる試験スタイルです。
もちろん履歴書にも記載できます。テスト終了後は、すぐに自分のスコアを確認できるため、結果を待つ必要もありません。
安く受験できるうえに、試験時間や受験方法、結果の取得までかなり効率よくTOEICを受験することができますね!
<フェロー・アカデミーの受講>
創立から50年近くの伝統と実績を誇る、翻訳業界大手の翻訳専門学校、フェロー・アカデミーの講座をアメリア会員割引価格で受講することができます。
<資料請求>本気で「専門翻訳」を学ぶ通信講座・通学講座【フェロー・アカデミー】

私はフェロー・アカデミーのコースは受講したことはありませんが、アメリアに入会後、フェロー・アカデミー主催の単発の録画配信講座を、割引価格で受講できました。
ベテランの現役翻訳者である講師から、とても有益な内容を教えていただけたのはとても満足しています。
一定期間受講する必要があるコース別の講座だけでなく、単発の講座でも割引価格で受講できたのは大変ありがたいです。
講座の案内もアメリア会員のメルマガで流れてくるため、貴重な機会を逃すことなく、有益な講座を受けることができました。
アメリア入会のデメリット

ここまで、実際にアメリアに入会して感じたメリットについて述べてきましたが、デメリットに感じる部分ももちろんあります。
次は、実際にアメリアに入会してわかったデメリットについて挙げていきたいと思います。
会費が高い
やはり会費は高いと感じます。私のような駆け出し翻訳者の場合はなおさらですね。
コンテンツの豊富さや優良求人への応募、プロの翻訳者による訳文の評価をしてもらう機会、カウンセリングなど、サービスはもちろん充実しています。
ただ、入会費に5,500円、年会費に16,500円というのは気軽に入会できる額ではありませんよね。
私自身も当初は会費が高いことを理由にアメリアへの入会は敬遠していました。入会費と年会費を合わせて22,000円も払うのは、その元がとれるのか不安です。
ただ、入会金が無料になるキャンペーンが定期的に行われています。
その期間を狙って入会すれば、年会費のみの支払いで利用できます。
私は入会金無料キャンペーンの期間を狙って入会しました。
キャンペーンはこれまで、毎年9月と3月に行われているようですが、今後は変更もあるかもしれません。気になる方は定期的にウェブサイトをチェックすることをおススメします!
スカウトはなかなか来ない
アメリアでは、自分のプロフィールを公開しておくと、企業の方からスカウトの連絡を受けることができます。
ただし、なかなかこのスカウトの連絡をもらうことはハードルが高いと感じます。
他の翻訳者の方のブログを見ても、スカウトをもらったという方はごく一部でした。
10年在籍しても、定例トライアルで優秀な成績をおさめてクラウン会員になっても、スカウトは来たことない、という方もいました。
スカウトは、クラウン会員になるとチャンスが広がる可能性がありますが、クラウン会員になることもとても難しいです。
クラウン会員となるには、定例トライアルでAA判定を取るか、A判定を12ヶ月以内に連続で2回取る必要があります。
私が初めて定例トライアルを受けた2022年10月のIT・テクノロジー分野の定例トライアルでは、258名の参加者の中、A判定が14名、AA判定は0名でした。A判定は全体の約5%です。
クラウン会員になれば、応募できるお仕事が増えたり、スカウトのチャンスも増えるかもしれませんが、そのレベルに達するまでかなりの時間がかかるのでは、と感じてしまいます。
それだけクラウン会員というのは、実務未経験でも実力が認められる、実力が証明できるステータスであることは確かです。
ただ、個人的にはクラウン会員を取ることに集中するよりも、定例トライアルなどでコツコツ勉強しながら、ある程度実務レベルの翻訳に慣れたら実際のトライアルに挑戦する方がより早くお仕事を獲得する近道かな、という気がします。
英語⇔日本語のコンテンツ、求人がほとんど
学習コンテンツや定例トライアル、求人も含めて、アメリアでは英語と日本語の翻訳がほとんどです。
中国語や韓国語、ドイツ語、フランス語など、その他の言語の翻訳を学びたい方にとっては物足りないかもしれません。
一部の求人にはアジア言語やヨーロッパ言語の翻訳者募集の求人を見かけることはありますが、英語に比べると数は少ないですし、今のところ学習コンテンツはありません。
ただ、アメリアとしては英語以外の求人も寄せられているため、今後は英語以外の学習コンテンツも広げていきたい考えのようです。
どんな人が向いている?

以下のような人にとっては、アメリアのメリットを大いに活用できるのではないでしょうか。
- 英⇔日の翻訳者を目指している学習者
- 翻訳のお仕事を始めたばかりの駆け出し翻訳者
- 一度翻訳から離れたけれどまた翻訳の仕事を始めたい、ブランクのある人
- 新たに翻訳の仕事の幅を増やしたい人
学習コンテンツが豊富にあり、未経験でも挑戦できる求人、また日本の業界大手のサービスであるという点が、翻訳初心者の方や実務未経験の方、学習中の方にとっては利用しやすいプラットフォームではないかと思います。
すでに翻訳の仕事を始めている、という方にとっても、仕事の幅を広げたり、スキルアップに役立てたり、業界の最新情報を収集したりとメリットは多いです。
ある翻訳者の方のブログには、
「有料サービスであるため、有料会員として入会しているだけでも、本気で翻訳の仕事を目指している、もしくはすでに始めている、といったステータスのようにも捉えられるため、翻訳者を探している人や会社に対してはある種の信用を示すことにもなる」
ということを書いている人もいました。
そういう見方もあるんですね。本気で翻訳者を目指したい人は、有料会員であることがある程度の本気度を示すことにもなるかもしれません。
逆にこういう方は向いていないかも。
- 学習の時間が取れない人
- お仕事獲得をメインとして利用したい人
学習コンテンツや会員向け情報誌、定例トライアルといったサービスを利用できる時間が取れない方は、会費が無駄になってしまうかもしれません。
また、学習よりもお仕事獲得をメインの目的として利用した場合、アメリア経由でお仕事が取れないと、会費を支払っている分のメリットを感じられないかと思います。
私が考えるアメリアの利用目的としては、お仕事獲得を目指すのはもちろんですが、それと同時にアメリアで提供しているコンテンツや業界情報などを利用することをメインの目的とすると、入会するメリットが最大限あるのではないかと感じています。
アメリアの入会、退会の手続きは?
次に、アメリアへの入会、退会方法をご紹介します。
手続きが面倒だと足が遠のいてしまいますが、アメリアはすべてオンラインで完結するのでとても便利です。
入会方法
アメリアへの入会は、ホームページから簡単に手続きができます。
名前やメールアドレスなどの基本情報と、国内在住者は会費の引き落とし先口座、海外在住者はクレジットカードの入力をします。

ホームページから必要事項を入力するだけで、その日からサービスが利用できます。
手続きもシンプルで、私は10分程度で完了しました。
アメリアのSNS情報
アメリアは専用のホームページだけでなく、SNSでも翻訳に関する情報発信を行っています。
入会前にまずはアメリアのSNSアカウントを登録して、情報収集してみるのもおすすめです。
Instagram:Amelia | 翻訳者情報ネットワーク
Twitter:翻訳者ネットワーク「アメリア」
SNSには、入会金無料のキャンペーンやコンテストのキャンペーン、その他お得に入会できるキャンペーンなども投稿されているので、お得情報をいち早くキャッチすることができます。
翻訳者と翻訳者を目指す方を応援する「アメリア」★「ウミガメ翻訳コンテスト」のコンテスト会員登録で入会金0円。8/13まで気になる方はチェックしてみてください。
私はアメリアの Instagram で入会金無料のキャンペーンを知り、キャンペーンの機会を使ってお得に入会できました。
個人的には、Instagram の方がよく更新されている印象です。
翻訳者の1日のスケジュールの紹介、翻訳の勉強方法について、お仕事の始め方についてなど、翻訳関連のプチ情報を発信しています。
それを眺めるだけでも楽しく情報収集できますし、モチベーションUPにもなっています。
退会方法
退会もホームページ上からいつでも可能です。

退会申し込みのページから、退会理由を選択するだけです。
注意が必要なのは、退会申し込みの期日があること。
次年度の引き落としがされる前に退会しなければなりません。その期日を過ぎて退会の申し込みをしてしまうと、次年度分の会費が引き落とされてしまいます。
例えば、私は 10月からの会員なので退会する場合は、9月7日までに退会の申し込みをしなくてはいけません。
しかも、アメリアは会員資格が自動継続となるため、こちらから申し出ない限り自動継続(次年度の会費引き落とし)されます。
継続に関してアメリアから事前に通知は来ないです。
退会する際は、期日を忘れないように自分で覚えておく必要があります。そこが大きな注意点ですね。
ただ、ひとつ利点として言えるのは退会後、再入会もできることです。
他の翻訳者さんのブログを見ていると、忙しくなっていったんアメリアを退会したけれど、再度入会し直した人も結構いることが分かりました。
育児や介護などの家庭の事情や他の仕事を始めていったん翻訳から離れた人が、また翻訳の仕事を始めるために再入会したり、改めてスキルアップや新しい分野の仕事を始めたい人が再度入会したり、と再入会している人も意外と多い印象です。
一度退会しても、アメリアのサービスがまた必要となったときに、再度戻ってくるという利用方法もありますね。
これは私も今後の状況によって参考にしたいと思います。
さいごに:アメリア入会5ヶ月の総評
私はアメリアに入会してまだ半年も経っていないですが、今のところ私は入会して良かったと思っています。むしろ駆け出しほど入会するメリットあり!だと感じます。
全体的に学習コンテンツの豊富さには満足していますし、スキルアップを継続して行う上ではメリットがあると感じました。大きなメリットとして感じたのは以下の点です。
- 学習コンテンツの豊富さ
- 定例トライアルでのレベルチェック
- 業界の最新情報
- TOEICや翻訳支援ツール、講座の割引
翻訳スクールに通うと、ひとつコースを受講するだけで100,000円前後かかります。
年会費16,500円で1年間アメリアを最大限利用して学習、スキルアップにつなげることができれば、かなりコスパが良いのではないでしょうか。
自主学習だと、ときに怠けがちになってしまいますが、有料&締め切りがある定例トライアルに参加して定期的に自分のお尻を叩きながらテストを受けることで、自分のモチベーションをキープすることもできています。
割引特典も活用して、フェロー・アカデミー主催のオンライン講座にお得に参加できたのはとても役に立ちました。今後TOEICも受験予定なので、TOEICの割引も非常に助かります。
今までは有料会員になるほどの価値があるのか疑問でしたが、入会して正解だったと思います。
まずは1年間使ってみる、という気持ちで入会したので、1年後、年会費を回収できた実感があるか、自分にとってどれくらい価値があるものだったか、また検証してみたいと思います。
会費が気になるという方は、まずは1年使ってみる、という目的で入会してみるのも手ではないでしょうか。
アメリアとはどういうものなのか、会費のメリットがあるのか、入会を悩んでいる方のお役に立てていれば幸いです。


